こんにちは、さくらです。
今回は、名古屋市北区の駄菓子屋さん「つねかわ」さんにお邪魔してきました。
他のメディアにも多数取り上げられている、名古屋では有名なお店です。
他では見たことのない、駄菓子を使ったオリジナルメニューがあり、ずっと気になっていました。
ご紹介できるのはほんの一部ですが、きっとあなたも試してみたくなるハズ。
駄菓子屋・つねかわ店主は御年70歳!とっても元気なお母さん
まずはこの外観。どこからどうみてもお好み焼きさんだけど、本当に駄菓子売ってるの?
と思いながら入ってみると、たしかにありました!
お店を切り盛りするのは、25歳の時から45年間、鉄板の前に立ち続ける恒川幸子さん。
もともとは子育てしながらでもできる仕事を、とのことで鉄板焼きのお店を始め、当時はお店の下に駄菓子屋さんがあったそうです。
その後、
「お好み焼きが焼けるまでの待ち時間に食べられるお菓子でも置いてよ!」
とお客さんに言われたことから駄菓子も販売するようになり、今のお店が出来上がりました。
なるほど、どうりで見た目はお好み焼き屋さんなわけでした!
「45年間、お店の中にしかいないから外の世界のことは何にも分からないの。」
とおっしゃる恒川さんですが、
鉄板越しにお客さんとお話をするお姿を見ていると、「天職とはこのことか!」と感じます。
あらゆる世代のお客さんとお話をしながら45年という長い年月をお店の中で過ごしてこられたと思うと、
そのお元気さはもちろん、お店への愛情、そしてお客さんへの愛情も感じられ、とても温かい気持ちになりました。
駄菓子と鉄板焼きがコラボしたオリジナルメニュー「こんじょう焼き」ってナニ!?
さて、駄菓子を使った「つねかわ」名物をさっそくご紹介しますね。
私が今回オーダーしたのは、こちらの3品。
「こんじょう焼き」80円
「スナックロール」100円
「もちホタラ」170円
まずは、どうしても気になる!!!!こんじょう焼き!!!
これ、何だと思いますか?こんじょう焼き…目の前には鉄板…
まさか、腕を出してジュッ!?
なわけないですよね(笑)
こちらの駄菓子を使います!
これを鉄板で焼き、ソースを絡めます。
あとはコチラをお好みでかけるだけ♪
唐辛子をかけなくても、元が激辛味なのでそれなりにピリッとするし、焼いてソースをかけただけで美味しいんです。
お酒のおつまみにも最高!!
でも、小学生男子の楽しみ方は違います。
これでもかってほどに七味唐辛子をかけ、限界にチャレンジ!!こういうときのノリってほんと危険。
「もっといけるだろ~!根性出せ~」
なんて声が聞こえてきそう。
辛さに耐える、こんじょう焼きです!
ぜひともお店で、根性試してみてください(笑)
続いてスナックロール。今度は何でしょうか!?
駄菓子屋さんに行けば必ず買える、こちらを使います!
私は王道めんたい味をチョイス♪
すると恒川さんは手際よく卵を溶き、鉄板で薄焼き卵を作ります。
そして卵の上にうまい棒を乗せて、卵をクルクルと巻き、青海苔を振ったら、あっという間にスナックロールの完成!
2本の串を刺して、豪快にかじります!
皆さん!!卵とうまい棒、合いますよ~!!!
時間が経つと、中のうまい棒がしなっと柔らかくなってしまうので、出来たてサクサク食感のうちに、一気に食べちゃいましょう!
ほかの味のうまい棒も、いろいろ試してみたくなりました。
ぜひお店でお好みの味を選んで、恒川さんに渡してみてくださいね。
そして最後に、もちホタラ。
こちらは文字通り、お餅とミニ帆たらを使ったメニューです!
鉄板でお餅を潰して薄く延ばし、ミニ帆たらを巻いて、にんにく入りの醤油をかけて完成!!
はい。美味しいに決まってるヤツです!
ビールのおつまみにも最高です。
驚きなのは、これらの駄菓子を使ったメニューは、
お店に来る子どもたちが考えてメニュー化されたものなんですって!!
鉄板の前に立つ恒川さんとお客さんと、二人三脚で作り上げられてきたお店なんですね。
つねかわにある駄菓子のご紹介
基本的には鉄板を使ったメニューを店内でいただくお店ですが、
もちろん駄菓子のみのお買い物もOK。
テーブルを囲うようにビッシリ並ぶ駄菓子の中から、こんな物も発見しました!
これ、駄菓子???子どものころに行った駄菓子屋さんには置いてたかなぁ?
少なくとも私が駄菓子の取材を始めてからは、初めて見ました。
でも、とにかく懐かしい~!!
それから最近売れているという駄菓子がコチラ。
今回初めて出会った駄菓子でしたが、うん、美味しい。
見た目はカップ麺のお湯を注ぐ前の状態のような、ヤッターメンを大きくギュッとくっつけたような感じ。
そこそこの大きさあるので1袋で満足度も高し。これで20円とはコスパ最高!
つねかわは基本お休みなし!お客さんが来てくださるから…
定休日は設けず、用事のある日以外は毎日お店に立つという恒川さん。
それを45年間ずっと続けるなんて…休むことばかり考えて生きている私には考えられません!!
思わず聞いてしまいました。
「お出かけしたり、ゆっくり休んだりしなくて大丈夫なんですか!?」
しかし恒川さんにとってはお店に立っていることが日常。
以前、旅行に出て数日お休みしたことがあるそうですが、帰ってきたらお店の前でお客さんが開店を待っておられ、急いで荷物を置いてそのままお店を開けたのだそうです!!
旅行から帰った当日まで、お休みしないなんて!
この、お店に来てくれるお客様一人ひとりを大切にされる姿勢、
そして自分=お店という強いお気持ちがあるからこそ、45年もの長い間お店を切り盛りしてこられたのだと、ただただ感銘を受けたのでした。
そんなお人柄ゆえに、開店当初のお客さんがお子さんを連れて、
さらにはお孫さんも連れて3代でお店に来られることもあるそうですよ!
「嬉しいよね」と恒川さん。
そんなお客さんがいらっしゃることも、お店を続ける活力。
名古屋の方に限らず、ぜひぜひ一度訪れていただきたいお店です。
そして、いつまでもお元気に続けていただきたいと心から願いながら、お店を後にしたのでした。
今回も、駄菓子を通じて得た素敵な出会いに感謝です♪
【つねかわ】
*住所:〒462-0803 愛知県名古屋市北区上飯田東町1丁目37
*営業時間:不定休(11:00~20:00)
*連絡先:052-912-2572
駄菓子の新しい楽しみ方ね!スナックロール美味しそう!
さくら
最新記事 by さくら (全て見る)
- 老舗茶屋が営む駄菓子屋・中村園〜名古屋市西区〜 - 2020年4月22日
- 駄菓子と鉄板で大盛況!夫婦で二人三脚の駄菓子屋たま~名古屋市北区~ - 2020年2月12日
- 地域密着!親子に愛される駄菓子屋「加古商店」~名古屋市南区~ - 2020年1月29日