野田阪神「田丸」〜変わりゆく街並みと変わらぬ駄菓子文化〜

取材記事
張り紙がある木の壁
スポンサーリンク

人気タレントも訪れた老舗駄菓子屋

こんにちは!貝田です。

今回はタワーマンションの建設が相次ぐ駅前から少し離れた住宅街にたたずむ駄菓子屋さん「田丸」をご紹介します。

「もう50年ほどになるんよ」

建物が古くなっていたため最近改築したばかりで、お店自体はずっとこの場所で営んできたそう。

3〜4年前には大阪のローカル番組の取材もあったほどの有名店で、わかりやすいとは言えない立地にもかかわらず、わかりやすいフェイマスタレントの足跡を発見!

番組名が書いてる赤いステッカー

インターネットで検索すると「お好み焼き田丸」でもヒットするなど、こちらは駄菓子とともにお好み焼きや焼きそばも人気。

お話をおうかがいしている間も、常連さんらしき女性のお客さんがお好み焼きを頬張っていらっしゃいました。

メニューが書かれた白い紙
安い! でも「そばあて」ってなんだろう?

大人も子どもも楽しめるラインナップ

「めっちゃ種類ありますね!」

お好み焼きのテーブル(一人がけ)があるせいか決して広いとは言えない店内ですが、少量ずつたくさんの種類が並ぶ駄菓子に思わず目移りします。

所せましと並べられた駄菓子

「近くに小学校があって、子どもたちが買いに来てくれるんよ」

昔は子どものお客さんもお好み焼きを食べていくこともあったそうですが、最近はもっぱら駄菓子の購入がメインとか。

「駄菓子もずいぶん昔とは変わってきたしね」

と田丸さん。

棚を良く見てみると、通常バラ売りのお菓子が入るはずの容器に包装された商品が・・・。

瓶の容器に入ったお菓子

貝田「普通はここにカレーせんべいとか、ヒモ飴とかが入るんですよね」

田丸さん「ヒモ飴はまだかろうじて残ってるで」

貝田「ほんまや」

「昔にくらべて、包装された駄菓子が多くなったわ」

衛生上の問題などを考慮して、メーカーの方でも一つひとつパッケージされた駄菓子を販売するようになっているとのこと。

昔ながらの容器を開けて小銭を払うといったスタイルは、めっきり減ったそうです。

親から子へ受け継がれる駄菓子屋の文化

「季節によっても、売るもん変えてるしね」

お話をうかがった6月の初めは、チョコ菓子など溶けやすい商品はメーカーの製造も減るそうです。

子どもたちが欲しがる駄菓子を並べてあげたいという想いがあるそうで

「今の駄菓子は質もいいし、昔ほど溶けたりせんけどね」

と少し寂しそうでした。

しかし「子どものお客さんは減ってるんですか?」と聞いてみると、

「いやいや、駅前に大きなマンションが建ってるやろ。だから子どもは増えてきてるよ」

急に嬉しそうな表情に(良かった)!

そしてここからは常連さんもお好み焼きを食べ終わり、話の輪に。

「昔、このあたりで子ども時代を過ごした子たちが駅前に移って、たまに子ども連れてきよるよね」

「そうそう」

今の子どもたちはスーパーで駄菓子を買うことができるので、駄菓子屋自体を知らない子が多いらしいとのこと。

お菓子が入ったプラスチック容器
確かにこういうのは、スーパーではあまり見かけませんものね・・・

「スーパーなんかたくさん入ったやつ買うから、子どもが食べきらんのよ」

「ここは貴重やで。ちょこちょこ買えるからな」

なるほど。たくさん手に入ればいいってものではないんですね。

確かに自分が子どもだった時も、駄菓子を食べることより、むしろどれにするか選んだり、友達と交換したりする時間が楽しかったかも

絶滅危惧種になりつつある昔懐かしの駄菓子たち

駄菓子の陳列を良く見てみると、定番のものに混じって今ではなかなか見なくなった駄菓子もちらほら。

白い容器に緑の二がされている駄菓子
類似品も出てるけど、これは正真正銘「モロッコヨーグル」
コーラ味のお菓子を手に持つ様子
中にコーラ味のパウダーが入ってます。それ以上でもそれ以下でもありません
パンダのイラストが描かれたお菓子
縁日でたまに見かける「ミルクせんべい」。練乳は置いてないそうです

ノスタルジーに身をまかせ、たくさん買わせていただきました。

今度はお好み焼きを味わいに来たいと思います。
(「そばあて」がやっぱり気になる・・・)

基本情報
【お好み焼き 田丸】
*住所:大阪府大阪市福島区野田5-1-16
*営業時間:13時〜17時 
*連絡先:06-6462-4512
*定休日:不定休

ちょこちょこ買えるのは駄菓子屋さんの魅力よね!もっと多くの子どもたちに足を運んでほしい!

The following two tabs change content below.
貝田孝一

貝田孝一

小説執筆とライターの二足のわらじを履き潰す生粋のナニワっ子。 70~80年代のサブカルチャーと銭湯が三度の飯の次に好き。 チャリンコで近所を駆けずり回り、面白いネタを探すのに疲れて立ち飲み屋で一杯やってるときがいちばん幸せ。