駄菓子が好きなのは子どもたちだけじゃない「あかね屋」〜兵庫県神戸市〜

取材記事

六甲山のふもと阪急線・六甲駅から坂を下ると見えてくる六甲本通商店街。

今回お邪魔した「あかね屋」さんはこちらのなかにある老舗の駄菓子屋さんです。

お店に差し掛かる前から見えていた通りにはみ出した駄菓子の数々。

そしてのぞいてみると子どもを上回る年配のお客さんの数。

なぜこんなにお年寄りに人気なのか、その秘密をおうかがいしました。

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まさかの逆取材?僕が駄菓子屋さんをめぐるワケ

プラスチック容器に入れられた駄菓子

最初にこちらが全国の駄菓子屋さんを紹介していることをお伝えすると「なぜ、こんなことされようと思ったんですか?」と興味津々の店主さん。

今までそんなこと聞かれたことがなかったので、ちょっと面食らってしまいました。

でもよく考えてみると、たしかに駄菓子屋を集めたサイトってちょっとめずらしいかも。

幼いころの駄菓子屋での思い出や、駄菓子屋に対する想いを語るうちに、そうかだから自分は駄菓子が好きで、駄菓子屋さんを取材しているんだなと、自分でもびっくりするぐらいスッキリした気持ちに・・・。

当たり前になりすぎていることを、あらためて意識するって大切ですね。とてもいい機会をいただきました。

青い袋に入ったお菓子
ベビースターのキャラは前のほうが良かったような・・・。
吊るされたお菓子のパッケージ
長い駄菓子シリーズ
値段が大きく書かれた商品
現代の子どもは1歳からかっぱえびせんを食べられるんですね!いいなあ。
紫色の長いお菓子
マジの長い駄菓子。ちょっぴり食べにくそう?

幅広い世代に愛される駄菓子屋さんはオープン直後から大盛況!

懐かしい人気の商品

貝田「オープンって10時ですよね」

あかね屋さん「はい10時です」

商店街には様々なお店があり早くからやっているところもあるからでしょうか、あかね屋の店内はオープン15分ほどでほぼ満員状態。業者さんが納品に来たそばから商品が飛ぶように売れていきます。

貝田「今日はセールか何かですか」

あかね屋さん「いえいえ、そんなことないんですよ」

レジを打ちながら「暑いから、午前中に買い物をすませようと思ってるんじゃないですかね」と教えてくれました。

なるほど。

よく見ると店内には夏休み中の学生さんやお子さん連れに混じって、ご年配のお客さんがチラホラ・・・。

いや、どちらかというとご年配のお客さんのほうが多いかも。

60〜70代くらいでしょうか。

みなさん手に持ちきれないほどの駄菓子を持ってレジに並びます。

袋に入った茶色いおせんべい
生姜味は食べたことあります!美味しいですよ!
袋に入れられた黒砂糖
体に良さそう!駄菓子で健康なれるなんて一石二鳥です。

あかね屋をはじめたきっかけは駄菓子屋への憧れ

店内に置かれたラムネ菓子

あかね屋さんは今の場所でお店を始めて20年ほどになるそうです。

ご年配の経営者が多い駄菓子屋の中でまだお若い店主さんにきっかけを尋ねると、この日はご不在でしたがご主人が駄菓子が好きで、

お店屋さんに憧れがあったからなんだとか。

わかります。

僕もサラリーマン家庭で育ったので、お店をやっている友だちの家がとても羨ましかった思い出があります。

そしていつしか話は、どうしたら駄菓子が売れるかというテーマに・・・。

そうですよね。せっかく好きで始めたお店だから長く続けてほしいものです。

甲田さん
甲田

ご年配方が好きそうな駄菓子がたくさんありますよね

あかね屋さん「そうですね、皆さん『なつかしい〜』『昔食べた駄菓子がたくさんあるわあ』って言って買っていかれますね」

コインを模したスナック菓子
寛永通宝をモチーフにしたクッキー。渋い!
茶色いビスケット
素朴で繊細な味がしそうです。

そんな話をしている間にもお客さんから「横綱揚げどこですか」というお問い合わせが。

僕たち世代が知っている駄菓子ももちろん並んでいますが、商品の多くは小さい頃におばあちゃんの家で見たものばかり。

あかね屋「あたり前田のクラッカーって知ってます?」

甲田さん
甲田

あ、そのフレーズは聞いたことあります

あかね屋「そんなのや、カンパンなんかも、よく売れますよ」

店内にあるカンパン
割れてしまったおせんべい
ちょっと割れてるだけで、こんなにお得!
低価格の白いお菓子
北斗の拳の必殺技みたいな名前。

ご年配の方の集まりや老人ホームへ駄菓子を届けてみる?

カラフルな食料品

そういえば何年か前に町内会の日帰りバス旅行に参加させてもらった時、駄菓子を配られたことがありました。

朝、バスに乗り込む前に手渡された駄菓子のセットの中身はあかね屋さんに置いてある商品にそっくり。

甲田さん
甲田

そのときの参加者も年齢層が高めでしたよ

あかね屋さん「なるほどね、声をかけられて納品したことはこれまでもちょこちょこあったけど」

甲田さん
甲田

あと、老人ホームでも駄菓子は喜ばれると聞いたことがあります。そうしたご年配の方の集まりに駄菓子があるといいかも

午前中からたくさんの方が駄菓子を買いに来られている様子を見ていると、駄菓子ってどの世代も好きなんだなと実感しました。

幼いころに食べていたもの、もしくはあのころはなかなか口にできなかったものを、という気持ちはいくつになっても持ち続けているのかもしれませんね。

綺麗に並べられた商品
基本情報
【あかね屋】
*住所:兵庫県神戸市灘区森後町3-3-33
*営業時間:10:00〜20:00
*定休日:正月三が日
*連絡先:078-843-6373

老若男女に愛されるのが駄菓子のすごいところ。珍しい駄菓子もたくさんあるみたい!

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貝田孝一

貝田孝一

小説執筆とライターの二足のわらじを履き潰す生粋のナニワっ子。 70~80年代のサブカルチャーと銭湯が三度の飯の次に好き。 チャリンコで近所を駆けずり回り、面白いネタを探すのに疲れて立ち飲み屋で一杯やってるときがいちばん幸せ。