駄菓子屋の夢博物館が彩る駄菓子全盛の時代へタイムトラベル
今回は大きく場所を移して大分県へ。
それはもちろん、ここには駄菓子屋全盛の時代を体験できる場所があるからだ。
筆者にとってここは絶対に訪れなければならない。
ここは、駄菓子屋の玩具を収集した当館館長の小宮裕宣氏の約6万点ものコレクションが展示されている。
コレクション展示室内は有料のチケットを購入して中に入ることができるが、その入り口にある駄菓子屋さんは無料で入れることが可能で、自由に買い物ができる。
大分最大級の駄菓子屋さんとの噂を聞きつけ意気揚々とやってきた筆者だが、その品ぞろえの豊富さ、所狭しと並べられた懐かしグッズの数々に瞬く間に魅了された。
今回はその魅力を余すことなくお伝えしていきたいと思う。
駄菓子屋の夢博物館には駄菓子、おもちゃ、ゲーム、老若男女を病みつきにさせるものが全てある
ここで手に入らない駄菓子はおそらくない。
これが店内を見回してまず抱いた感想である。
駄菓子だけではなく、昭和にまつわる懐かしのグッズ、ここでしか絶対に手に入らないであろう展示物も一部販売されており訪れる者の購買欲を掻き立てる。
さすがは昭和を完全再現した「駄菓子屋の夢博物館」である。
当時の小学生が放課後に立ち寄ったであろう駄菓子屋さんを筆者たちにも体験させてくれる。
平成生まれの筆者ではあるが、
「当時はきっとこんな風景だったのだろうな」
と想像せずにはいられない。
駄菓子屋の夢博物館にて100円玉で味わうスリルと興奮に筆者思わず大熱狂
「駄菓子屋の夢博物館」の醍醐味は駄菓子の豊富さだけにあらず。
一回100円で運命を決するルーレットゲームに筆者は挑戦した。
ルーレットが刺すキャラクターに応じて景品が決まるというルールはいたってシンプルなもの。
ヤラセ一切無し、己の力加減と運のみを信じていざ回転。
結果は・・・・・・
4等。そう、ポムポムプリンである。
残念賞は駄菓子一つ。
しかし大満足である。
いい年をした大人がこんなにも単純なゲームに熱くなれる。
駄菓子屋に来ると無条件に誰もが童心に帰れる。
駄菓子屋さんを訪れる醍醐味、原点に改めて気づいた瞬間であった。
美味しかった、楽しかった、勉強になった
ここ「駄菓子屋の夢博物館」がほかの駄菓子屋と異なるのは、昭和の歴史、生活の風景を知り、学べることである。
前述したように筆者は平成生まれ。
これだけ駄菓子のことを熱く語っておきながら駄菓子、そして駄菓子屋全盛の時代を知らない。
しかし今回ここを訪れて、
「自分も昭和の時代に生まれてみたかった。」
とつくづく思った。
昭和の時代に生まれた人々は自らの若かりし時代を懐かしみ、我々平成に生まれた者たちは当時を想像し、歴史を知るのである。
楽しさの中に学びのある場所、「駄菓子屋の夢博物館」にはぜひまた訪れたい。
【基本情報】
住所:〒879-0628
大分県豊後高田市新町989-1
営業時間:9:00~17:00
定休日:毎年12月30日、31日
※元旦、2日は10:00~15:00まで
今野 隆吾
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