それは突然の出会いだった。
以下記事にてご紹介した、大分県「駄菓子屋の夢博物館」を満喫しその場を去ろうとした瞬間、我々は見つけてしまった。
一度それを目にしてしまったら、素通りすることは決して許されぬ。
視界に駄菓子屋さんを捉えたら、我々に後戻りはできない。
ただそこに向かって進むのみである。
今回筆者がおとずれたのはこちら、
「こすもす駄菓子屋」
である。
「こすもす駄菓子屋」の看板が示す通り「むかし懐かし」い雰囲気をまとう、これぞ「The 王道」といえる駄菓子屋さんである。
ここから歩いてわずか数十秒のところに「駄菓子屋の夢博物館」があるためどうしてもその存在感は薄れがちだが、ぜひとも帰りに立ち寄りたい場所である。
これまで筆者が訪れた駄菓子屋さんの中でも群を抜いて規模が小さいが、駄菓子屋さんに規模は関係ない。
訪れた人が「昔懐かしい気持ちになられるか」、「昔感じたワクワクを取り戻せるか」、「来てよかった」と思えるかどうかである。
そんな期待を胸に筆者はさっそく「こすもす駄菓子屋」へと入店した。
王道取り揃え。アットホームな雰囲気が心地よいこすもす駄菓子屋
上は店内の写真である。
ご覧の通り店内は非常に小さいが皆さんが「駄菓子」と聞いて思い浮かべるものは基本的にすべて取り揃えているのだから、立派な駄菓子屋さんである。
駄菓子だけではない。
思わず手に取りたくなるおもちゃも置いており、狭い空間の中でも来る人が存分に楽しめるような空間づくりが徹底されている。
「こすもす駄菓子屋」お店の方も非常に優しい雰囲気に満ちていて、買い物をする客を嬉しそうに見つめていた。
駄菓子屋さん特有の、店内を包み込む温かい雰囲気。蘇るワクワク感。いつまでも留まっていたくなるような居心地の良さ。
こちらの「こすもす駄菓子屋」もその「駄菓子屋3大ファクター」を十二分に発揮している。
駄菓子屋さんの新たな試み。こすもす駄菓子屋のオリジナルクッキー
お店に近づく我々の存在に気付いた店主と思われる男性の方が、大きめのタッパをもってこちらに近づいてきた。
失礼ながら一瞬何事かと思ってしまったが、タッパに入っていたのは大量のクッキー。
一つ頂いたが、美味しい。どうやら手作りのようだ。
駄菓子屋さんでその店オリジナルの商品を販売するという試みは筆者にとって初めてであったので非常に感銘を受けた。
もっとこすもす駄菓子屋のような駄菓子屋さんが増えたらいい
前述したようにこちらの「こすもす駄菓子屋」は決しては大きくはない。
日本でも有数の規模とエンターテイメント性にあふれる「駄菓子屋の夢博物館」を後にした直後に立ち寄っただけに、筆者としてはあまり期待していなかったが、やはり個人経営の駄菓子屋さんにしかない良い雰囲気が流れていた。
こんな駄菓子屋さんがもっと東京都内のいたるところにあればいいのにと切実に思う。
立寄って本当に良かった。
「こすもす駄菓子屋」はそう思わせてくれる大切な存在だ。
全国駄菓子屋巡り運営本部
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