全国の駄菓子屋さんに取材をさせていただき、その魅力を余すことなく発信する駄菓子屋情報メディア・全国駄菓子屋巡り。
全国駄菓子屋巡りチームのメンバーが丹精込めた記事をより多くの人に読んでいただくためには、記事でだけでなくメンバー一人ひとりにもより親しみを持っていただくことが大切と編集長は考えた。
そこで今回、私編集長・今野 隆吾がいつもは取材する側のメンバーへ逆取材を行い、駄菓子・駄菓子屋について熱く語ってもらった。
3人目のメンバーは、テレビ業界でもディレクターとして活躍され、現在は料理作家としても活動するなど、多彩な顔を持つ「つくり子」さん。
業界で鍛え上げた取材力と卓越した文章力で駄菓子屋さんを綴るつくり子さんに、駄菓子屋さんを取材する魅力を存分に語っていただいた。
Q1. 自己紹介
つくり子さん、早速ですが宜しくお願いします!
まずは読者の方々に向けて簡単な自己紹介をしていただけますか。
宜しくお願いします!
駄菓子が大好きなので、子どもの頃から食べ慣れた駄菓子、
そして行き慣れた駄菓子屋さんの魅力と伝統を多くの人に伝えたいと思っています。
駄菓子屋さんの数は減少傾向にあるので、復活というか、多くの人の心の拠り所になっている駄菓子屋さんを日本中探してみたいですね。
Q2. 駄菓子屋さんの取材に行ってみて
テレビ業界で活躍されてきたつくり子さんにとっても、駄菓子屋さんへの取材は初めてだったと思います。
率直な感想をお聞かせください!
探したら駄菓子屋さんって意外にあるなとまずは思いましたね。
インターネットで探しても出てこないお店が結構ありますよね。
そうなんです。
普段歩かない住宅街の片隅とか、その地域の人じゃないと知らないような場所にあったりと、面白い発見がありますね。
そういった情報はどこから入手されているんですか?
その地域に住んでいる人に聞いたり、その地域の学校に通う子どもたちから情報を得ることもあります。
Q3. 駄菓子屋さんの持つ魅力
駄菓子屋さんへの取材を経て気づいた魅力を教えてください。
意外にも若い人が駄菓子屋さんを経営されていることに驚きました。
ご高齢の方がやられているイメージが強かったのですが、若い世代の中にも駄菓子・日本の文化を伝えていきたいという方がいらっしゃることに、嬉しくなりましたね。
一方でご高齢の方も多いですけどね。とても暑い日なんかだと、お店番を代わってあげたくなるほどです(笑)
確かに僕も取材で駄菓子屋さんを訪れる時、若い方が経営されているお店が多くて少し驚きました。
他の業界でもそうかもしれませんが、後継者問題が駄菓子屋界でも叫ばれる中、若い方が跡を継いでいらっしゃるのは嬉しいですね。
そうですね。
でも私が取材した駄菓子屋さんの中には、80年お店をやられているところもあるくらいで。
あと、駄菓子のラインナップの豊富さと、今尚新しいものが出ていることには驚きましたね。
もちろん昔からの定番商品もあるのですが、例えばスマホの形を模した駄菓子など、それぞれの時代に合ったトレンドを駄菓子も取り入れているんだなと関心しました。
スマホ型の駄菓子ですか!
駄菓子も”なつかしい”だけでなく、時代の変化をしっかり取り入れているんですね。
Q4. 取材をする上で
取材をする上で心掛けていること、意識していることがあれば教えてください。
やっぱり、「相手の懐に入ること」は大事だと思います。
私は駄菓子屋さんというお店に対してだけでなく、店主の方の人生そのものにも興味を持って取材をしているので、お店の良さだけでなく店主の人となりもたくさん知りたいです。
イメージとしては、人と人との関わり合いの延長線上に駄菓子屋さんがある感じ。
おすすめの駄菓子をただ聞くだけでは、定番な受け答えに終始してしまうので、
「”あなた”のおすすめ何ですか?」
という一人ひとり異なる声を大事にしています。
ただ、事前に質問を考えたりはせずに、あくまで雑談を楽しむようにしていますね。
Q5. 駄菓子屋さんのことをもっとよく知ってもらうために
この質問は皆さんの頭を悩ませてしまって恐縮なのですが、駄菓子屋さんの魅力をより多くの人に知っていただくための取り組みなどあれば教えてください。
既存の取り組みにとらわれず、実現可能性も問いません!(笑)
肉フェスとかあるので、「駄菓子フェス」なんてあったら面白そうですよね。
駄菓子フェス!面白そうですね!
すぐにでもやってみたいです。
ただスポンサーの問題とかありますからね・・・
大きいところ入ってくれると良いんですけど・・
なるほど。開催への道のりは容易じゃないんですね・・・
シビアだ・・
Q6. 一番好きな駄菓子
最後の質問です。
ズバリ一番好きな駄菓子を教えてください!
最初にパッと思い浮かんだのはヤングドーナツですね。
コーヒーにも合いますし、罪悪感のないお手頃なサイズも嬉しいです。
ヤングドーナツ僕も好きです!
駄菓子の中では割と高級な部類に入りますけど(笑)
確かに(笑)
あとは甘いか太郎も好きです!
お酒にも合いますね!
(言ってみたものの僕はお酒はほぼ全く飲めない)
さいごに
インタビュー形式での対談をさせていただいたが、特にQ4の取材時の姿勢については大きな学びになった。
「駄菓子屋さんというお店だけでなく、
そのお店を経営されている店主の方の人生にも興味を持つ」
大変素晴らしい姿勢だ。
つくり子さんには引き続き駄菓子屋さんの魅力を全国に発信するための大きな力になっていただきたいと同時に、最近参入した動画の方でも協力を仰ぎたいと思っている。
つくり子さん執筆記事はこちら
今野 隆吾
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