神奈川県の「駄菓子屋つちや」~タイムスリップするオアシス~

駄菓子屋ストーリー

古くからある駄菓子屋さんというものは不思議なもので、初めて行くお店でも懐かしい気持ちになる。

今回お邪魔した神奈川県の「駄菓子つちや」もそんなお店だ。

神奈川県央に位置する大和市。
市の誇りのひとつであろう、川沿いの桜の名所「千本桜」からほど近い場所に「駄菓子つちや」はある。

緑の屋根と赤い自動販売機
なんだか安心感さえ覚える「オアシス」な雰囲気

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神奈川県の駄菓子屋つちやに佇む懐かしきレトロゲーム達

店内に入る前に、筆者の目を引くものがあったので、先にご紹介させていただきたい。

赤い昔のゲーム機
こういうの、子どものころにやりたがって親に止められた記憶

硬貨を入れて遊ぶ青い昔のゲーム
ちょっとポップで新しいように見える、このゲームも

ゲーム機の料金設定
よく見ると、価格がレトロ

ゲームについて尋ねると

「もうポンコツになっているんですけどね」

と店主のおばあちゃん。

確かに昔から置かれているようで、おそらくコンディションもかつてと同じではないのだろう。

しかし、状態が良いからか、古いというよりも、このお店が現代にタイムスリップしてくれたように見える。

そういえば店名の入ったテントもきれい。お店全体が、丁寧に時を刻んできたという印象だ。

さてそんな店内。

店主は

「お正月の関係で(取材時は1月中旬)であまり商品がないのだけれど」

と話すが……、

神奈川の駄菓子つちやを彩る王道の駄菓子と店主の温かみ

綺麗に並べられた数々の駄菓子
充分豊富だし

白い棚に陳列された複数の駄菓子
筆者にしてみればパラダイスですよ!

中にはお父さんとお子さんたちの親子連れが。

小さい子がガムを手に取り、お父さんが

「それはガムだからダメだよ」

と声をかける。
穏やかな空間にぴったりの会話に、ちょっとほっこりする。

「駄菓子つちや」さんが神奈川にオープンしたのは45年前。

小学校が近いこともあり、今でも遠足前に多くの子どもたちで混雑するという。

壁にかけらえた玩具
懐かしいという言葉しか出ない

子どもたちを見つめる店主の目は、とても優しい。

薄着の子(前述のお父さんが『上着を着なさい』と言ったのに拒否したらしい)を見ては「寒くないの?」と話しかける。

手に取ったお菓子の価格を知りたいのに訊けずにいたらしき子には、すぐに察して、さりげなく手元を見て「30円よ」と教えてあげる。

多くの子どもたちに、そして親となったかつての子どもたちに、馴染みの駄菓子屋として愛される「駄菓子つちや」。

その理由は、立地や品揃えだけでなく、店主の温かさにあるのだろう。

「〇〇(市内の別エリア)に住んでいるけれど、近くにこういうお店がなくて寂しい」

とこぼす筆者に、

「そうでしょうねえ。(駄菓子屋は)元気がないとできないの。私もボケ防止にやっているようなものなんだけど」

と柔らかい口調で話してくれた。

実は以前、近くにも別の駄菓子屋さんがあったのだが、いつの間にか閉店してしまったのだ。
残念な話だが、それだからこそ、今もあり続けるお店に感謝したくなる。

「このへんとか、懐かしいでしょ」

そう笑って店主が指したのは・・・

懐かしさがあふれ出る

それぞれの位置に配置されたお菓子
懐かしいという言葉しか出ない

箱に入れられたカラフルな駄菓子
子どもの頃、買うと祖母に「それは何なの」と嫌な顔をされてしまった、謎の粉だー!

粉末のジュース。非常に懐かしい。スーパーで見ないもんな。
水に溶かして飲むという行為は、シンプルながら不思議な楽しさがあって魅力的だった。

せっかく訪れたので、いくつか購入させていただいた。

金額を気にせずにカゴに入れていくというのは、大人になってからの駄菓子屋探訪の醍醐味だろう。

愛してやまないオリオンのラムネと、初めて見たバナナ味のハートチョコと、買ったことがないぐるぐるもんじゃと……といろいろ考えつつ、

家族とちまちま食すことを考えて購入したのはこれら。

木目のテーブルに置かれたカラフルな駄菓子
ややチョコに偏ったのは、最近の筆者がチョコばかり食べがちだから

机に置かれた5種類の駄菓子
もちろん買いましたよ、謎の粉も!

総計495円。

これらをすべて袋に入れながら素早く暗算していた店主に拍手! これからも元気で長くお店を続けていただきたい。

基本情報

*住所:〒242-0024 神奈川県大和市福田3759-22

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ふくはら あさみ

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