最近駄菓子ブームが来ている。
めちゃくちゃ来ている。
アニメ「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」が”ネクスト鬼滅”と称されたり、いくつもの有名バラエティ番組で駄菓子が特集されたりと、駄菓子に関連したコンテンツが続々と生み出され、脚光を浴びている。
みんな、全国駄菓子屋巡りを見て駄菓子に目覚めてくれんたんだね・・・(違う)
筆者個人としては駄菓子だけでなく、子どもたちを中心により多くの人々が駄菓子屋さんに足を運ぶようになれば尚嬉しい。
自然発生なのか誰か火付け役がいるのか、要因は分からないが突如として起きたこの駄菓子ブームにあやかりまくることで、全国の駄菓子屋さんの魅力を引き続き当サイトとしては発信していく所存だ。
さて、今回は7月17日(土)にオープンを予定しており、大学生が中心となってアイデアが生まれた「駄菓子屋irodori」の工事現場にお邪魔してきたので、その様子の一部始終をお届けしたい。
色んな駄菓子屋さんを見てきたけれど、お店が一から作られていく様が見られたのは貴重な経験だった・・・
NPO法人・Chance For All所属の大学生が運営する「駄菓子屋irodori」
NPO法人Chance For Allに所属する大学生の
”子どもたちのための居場所を作りたい”
という想いから、駄菓子屋irodoriを作るための取り組みが始まったとのこと。
詳しい着想の経緯やChance For All全体のこれまでの活動内容については、駄菓子屋irodoriが運営するnoteに記されているので、ぜひ読んでみてほしい。
塾や習い事に子どもを通わせることは経済的に余裕のある家庭でしか叶わず、学童の利用もまず親の申込みが不可欠になる。
つまり放課後の過ごし方が家庭の経済状況や親の意思に左右され、そこに子どもの意思が介在しにくく、それがひいては子どもの貧困格差を生んでいることに課題を感じた大学生たちが、「子どもたちが放課後や休みの日に、”自分の意思で”足を運べる場所」を作ろうと生まれたのがこの「駄菓子屋irodori」というわけだ。
羨ましい。自分が子どもの頃にもそんな駄菓子屋さんが身近にあったらなぁ
そもそも駄菓子屋とは、学校でも家でもない、子どもたちにとっての”第三の居場所”としての側面が大きかったはず。
お父さんでもお母さんでも、先生でもない”駄菓子屋のおじちゃん・おばちゃん”だからこそ色んなことを相談できたり、学んだり、時には叱られたり、そんな駄菓子屋さんが若い大学生たちによって運営される時、どんな顔を見せるのか今から楽しみだ。
大人と子どもが共に汗を流しながらDIT(Do It Together)
DIY(Do It Yourself)ではなく、コンセプトはDIT(Do It Together)。
つまり、”みんなで駄菓子屋を作る”。
大人と子ども、みんなが協力して壁に釘を打ったり、ペンキを塗ったり、床を作ったりと少しずつ駄菓子屋を完成させていく。
この日集まっていたのはクラウドファンディングの支援者の方々、学童に通う子どもたちとその保護者の方々、工事関係の方々、Chance For Allメンバーの方々など、自分がいた時間だけでも常時2-30名の人がいた。
子どもたちも最初は慣れない工具に悪戦苦闘していたが、大人に教えてもらいながら徐々に使い方を学んでいく。
子どもの吸収力はすさまじい
7月17日(土)に「駄菓子屋irodori」遂にオープン
筆者は予定の都合で一足早く失礼したが、その後もDITは行われ、徐々に完成に近づいているとのこと。
このあとに床が作られ、駄菓子を置くための棚が置かれ、最後には主役の駄菓子が並べられ、いよいよ7月17日にオープンする予定だ。
同日にはオープニングセレモニーが催され、筆者も全国駄菓子屋巡りの取材も兼ねて取材をさせていただく予定なので、その様子も追ってお伝えしたい。
駄菓子屋irodoriの取り組み内容については彼らが運営するSNSでも見られるので、ご興味がある方はぜひチェックしてみてほしい↓↓
■駄菓子屋irodoriホームページ ■Twitter |
若い世代によって新たな駄菓子屋さんが生まれていく、本当にアツい!!
今野 隆吾
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