人と人がつながる場所、駄菓子屋コミュニティ「つなしょ」~名古屋市守山区~

駄菓子屋ストーリー

名古屋市守山区に、小幡緑地という緑豊かでひときわ大きな公園があります。

そこを活動拠点とするNPO団体「小幡緑地冒険遊び場の会」が運営する、駄菓子屋兼コミュニティ喫茶「つなしょ」さんを取材させていただきました。

もともと、冒険遊び場の活動自体にも魅力を感じていたのですが、個人商店とはちょっと違った駄菓子屋の運営もまた気になる!

最近内装をリニューアルし、新たなスタートを切ったところへお邪魔してきました。

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みんながつながれる場所を目指して、小幡緑地冒険遊び場の会

2013年に発足したNPO団体、小幡緑地冒険遊び場の会。

笑顔を見せる3人の女性
真ん中が代表の中村真由子さん

代表の中村真由子さんが「子どもたちが自分で考えて自由に遊ぶ」をモットーに活動を始められました。

小幡緑地公園の一角を使って、自然の中で自由に遊べる機会を設け、子どもの居場所づくりに尽力していく中で、
屋外の居場所だけでなく雨の日にも集まれる屋内の居場所も欲しい!」との想いから、コミュニティ喫茶つなしょが誕生しました。

子どもも大人も、高齢者も障害があっても、みんながつながれる場所、つなしょ

常駐のボランティアスタッフさんの他にも、近所の老人ホームのお年寄りが手伝ったり、
曜日によっては障がいを持つデイサービスの子どもが店番をしたり、

週末には中高生がカフェの店員としてコーヒーを淹れたりと、皆で協力し合って活動しています。

文字とイラストが描かれた窓
利用者の女の子が手書きでガラスに書いてくれました。
トップ画像の看板のタイルも、子どもたちが手作業で貼ってくれたそうですよ!

つなしょでは、駄菓子屋さんの他にも昼間のランチや、お母さんの代わりに夕食を提供する子ども食堂(つな食堂)も行っていて、それらを準備運営するのは、代表中村さんを中心とした子育てママたち。

公園で知り合ったり、たまたま家が近かったりといった、ごく普通のつながりで自然と集まった、いわゆるママ友です。

リーダーシップを取るのは中村さんですが、スタッフの皆さんの間に上下関係はなく、
「これ手伝おうか?買出し行ってこようか?」と、
自分のできることを自然に自主的に探して行動されているのが印象的。

お子さんたちが小学校や中学校に上がって、子育てがひと段落してきたママ達なのかな?と勝手に思っていたのですが、聞いてびっくり、お子さんたちは未就学の保育園児ばかり!

取材に伺った日には、まだ1歳の看板ボーイもお店の中を自由に歩き回っていました。

小さな子どもと家具
お母様から顔出しOKいただきました、看板ボーイYくん☆

駄菓子売り場の様子

さて店内の駄菓子売り場は、こんな感じ!

施設内に置かれた駄菓子
陳列された駄菓子
木の家具に置かれたお菓子
カラフルなお菓子のパッケージ

子どもの利用者が多いこともあり、10円~30円といった低価格の駄菓子が主力のイメージ。

サッカースクラッチやモロッコヨーグル、おやつカルパスあたりが人気のようです。

値段によって値札が色分けされていて、小さな子どもにも分かりやすい。

冷蔵庫もあり、夏にはアイス系の商品がもっとたくさん入っています。

冷蔵庫に入ったアイス

また、NPO法人だからこその取り組みとして、こんな物も置いてます。

ルールが書かれた紙
あなたが決めてください!?

NPO活動の援助としてフードバンクからの寄付があり、ランチや子ども食堂に出す食材の一部をまかなっています。寄付によって集まった飲み物や食べ物は値段をつけられないので、お客さんに自分の思う金額で持ち帰ってもらいます。

その時によって、置いている物も違います。

フードロスを減らすための活動の一環にもなりますね。

それから、つなしょには独自のルールがいくつかあります。

文章が書かれた紙
木の棚と紙

営利目的のお店ではないので、みんなで楽しく気持ちよく過ごすことが大事。

大量に買出しをしたい人は、別のお店へ行きましょう。

それから、レジでは必ず名前を聞かれます。

「お名前は?」
「○○です。」

のやり取りだけでも、大事なコミュニケーション。

社会勉強の第一歩にもなる、素敵な取り組みだなと感じます。

駄菓子を買わなくても、ただ集まって自由に過ごせる空間も。

友達同士で集まるも良し、新しいお友達を見つけるも良し、いつでも誰でも気軽にくつろげます。

子供の遊び部屋
テーブルとテレビ

お金を持っていなくても大丈夫!ハッピーカード

様々なルールの中で、みんなが楽しく過ごせる場所を目指して運営しているつなしょですが、特に素敵な取り組みがコチラ!

黒く大きな文字が書かれた紙
文字が大きく書かれた紙

お金を持っていないとお買い物はできないし、つなしょの中では人からお金を借りたりお菓子を買ってもらうこともできません。

でも、大丈夫。

そんな時は、ハッピーカードに自分のハッピーな出来事を書いて、スタッフさんに渡しましょう。

字の書けない子は、絵でもOK!

そのカードでスタッフさんとハッピーを共有したら、”しあわせのおすそわけ”として、お菓子を一つもらうことができます。

缶に入ったお菓子

誰にでも平等に居場所を与えることのできる、つなしょならではの取り組みですね!

さくらさん
さくら

感動しました・・・

何でもとにかくやってみる!

駄菓子の販売も、食事の提供も、スタッフさんたちはその道のプロではありません。

マニュアルもないので、いつもすべてが手探り。

とにかくやってみて、試行錯誤の繰り返し。

取材に伺ったときには、オープンを控えたランチの試作と、盛り付けの練習の真っ最中でした!

定食
栄養満点の手づくりランチは、月曜と金曜の提供です

でも、忙しそうに動き回りながらも、今後の企画などを楽しそうに話す様子は私が身近なママ友と会話するのと何ら変わらない雰囲気。

「楽しく活動したい」という気持ちを大切に、アイディアを出し合い、試行錯誤を繰り返し、さらに居心地の良いつなしょを作り上げていかれることでしょう。

帰り際に全国駄菓子屋巡りのステッカーをお渡ししたところ、

「ステッカーも集めたいと思ってたの~!!」

と、目立つ場所に快く貼ってくださいました!

壁に貼られたステッカー

大人も子どもも、ぜひ一度つなしょの心温まる空間を味わってみてください。

【基本情報】
つなしょ
住所:愛知県名古屋市守山区緑ヶ丘901緑ヶ丘センター104
営業時間:15:00~17:00(土日は14:00ごろ開店)
     喫茶は月曜・金曜10:00~13:00
     いずれも都合により変更あり
定休日:主に火曜日
連絡先:052-794-1590
Facebook:https://www.facebook.com/obataryokutiboukenasobiba/

とても居心地の良さそうな施設ね!

”しあわせのおすそわけ”も素敵なアイデアだわ!

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さくら

さくら

名古屋市在住、2人の男の子の母親です。 昔はピアノとテニスが趣味でしたが今はどちらも影をひそめ、次男の幼稚園入園とともに駄菓子ライターとして活動を始めました! 生クリームとチョコレートをこよなく愛する、かなりの甘党です。
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