懐かしい思い出、といえば子どもの頃の記憶が最初に思い浮かぶはず。
家族や学校での思い出、友達と遊んだ思い出など人によって違いはありますが、楽しい記憶が思い出として心に残っているはず。
そして、子どものときの思い出には駄菓子や勉強などとは別に、一緒に遊んだおもちゃの記憶はありませんか?
私が子供のころ、おもちゃで遊んだのは1990年前後。
この記事では特にその当時、私がハマった懐かしいおもちゃを厳選してご紹介します。
各おもちゃをご紹介すると共に、そのおもちゃが今どうなっているのか、どんな活躍をしているのかを調べました。
昔と今を比べることで当時の記憶を思い出しつつ、時代を超えて変わっているもの・変わらないものが見つかるはずです。
懐かしいおもちゃNo.1:食玩キャラ消し(キャラクター消しゴム)
キャラ消しはガチャガチャなどで買うのが当時は主流でしたが、私は祖母の買い物を手伝い、スーパーで買ってもらう食玩のキャラ消しを集めていました。
”食玩”とは「食品玩具」の略で、文字通りおかしなどのおまけとしておもちゃが着いてくるものです。
子どもにとっては、完全におかしの方がおまけになっていましたが…。
キャラ消しは、実際に消しゴムのように文字が消せるわけではなく「消しゴムでつくったような見た目」が特徴のおもちゃ。
ピンクやオレンジ、ブルーなどの一色で成形された5センチほどのフィギュアです。
今のフィギュアとは比べ物になりませんが、子どもにとっては好きなキャラクターが立体化しただけで、十分嬉しかったはず。
当私の通っていた学校ではキャラ消しが禁止されていた上に、小さいものは没収した先生が無くしてしまうことも。
そのため、学校へキャラ消しを持っていくのは友達に自慢できる反面、先生に没収される恐怖がある、リスクの高い行為でした・・・
食玩キャラ消しにハマった理由
1990年代、キャラクターフィギュアなどは、手軽に買うことはできませんでした。
私の家では、ゲームの時間は厳しく決まっていたが、キャラ消しを触っている分には叱られませんでした。
当時ファミコンでロックマンなどをプレイしていた私にとって、ロックマンのキャラ消しはゲームの延長であり、次に遊ぶまでのイメージトレーニングでした。
また、食玩キャラ消しは今と同様、箱を開けるまで中に何が入っているかわからない仕様。
たまにしか買ってもらえないのに、3つ連続で同じキャラクターが出てくると、覚えたばかりの言葉で「詐欺だ!」と子供ながらに怒っていました。
もちろん詐欺ではなく、確率の問題です
それでも次は欲しいキャラクターが当たるかもしれない、と買ってしまうのが、私がキャラ消しにハマった理由です。
もちろん全キャラを集めるのが目的ですが、お小遣いとたまに買って貰う程度では当然、揃いませんでした…。
食玩キャラ消しの今・昔
キャラ消し自体はあまり見かけませんが、食玩は今も人気の商品で、続々と新製品が発売されています。
私が買ってもらっていた当時は動きませんでしたが、今はリアルな色がついていたり、全身が動いたりする食玩がほとんど。
元々は明治時代にタバコのおまけでカードがついていたことが、食玩の歴史の始まりになります。
何が入っているか分からない物を、ワクワクしながら買って一喜一憂するのは今も昔も変わらないようです。
懐かしいおもちゃNo.2:ミニ四駆(レッツ&ゴー世代)
”ミニ四駆”とは、電池とモーターを積んだ小型の自動車模型のこと。
田宮模型(現:株式会社タミヤ)が発売し、色々な車体とモーターを組み合わせ、オプションパーツの追加などで、自分好みの愛車に仕上げることができます。
あえてレッツ&ゴー世代と区切ったのは、発売から数度のブームを経ているので、世代を明確にするためです。
ブームが再燃する度に、大幅なアップグレードを果たしているミニ四駆ですが、世代が変われば愛車にも違いがでてきます。
私がハマっていたのは主に1994年前後、タイヤが全てシャーシで覆われた「フルカウルミニ四駆」が登場したあたりです。
ミニ四駆にハマった理由
ミニ四駆自体を自分流にカスタマイズするのもハマった理由ですが、アニメやコミックスとのメディアミックスに刺激を受けたのが最大の理由です。
アニメの中で、ライバル達と手に汗握る熱い戦いを繰り広げたミニ四駆が自分の手に入る。
憧れの主人公と同じものが手に入ることに、興奮しない子どもはいません。
そこに加え、さらに自分流のカスタマイズで「俺の最強ミニ四駆」を作り、近くのショップで開催されるミニ四駆の大会に出場する。
当時の子どもが熱中する要素を、ギュッと凝縮した存在がミニ四駆です。
ミニ四駆の今・昔
ミニ四駆は1982年に今の原型となるミニ四駆が発売され、そこから一貫して子どもでも親しみやすい形と、作りやすさを追求しています。
私がハマっていた当時と比べると、非常にスタイリッシュな形になっていますが電池とモーターで走るスタイルは変わらず、当時子どもだった大人をはじめ、今も子どもの心を熱くしています。
懐かしいおもちゃNo.4:レインボースプリング(スリンキー)
今回ご紹介するものの中でもっとも憧れて、ずっと欲しかったおもちゃがこのスプリング。
ビヨンビヨンと動くだけで、見た目以上でも以下でもないおもちゃ。
それがこのスプリングです。
遊び方は階段の上から落とす(転がす?)と、反動でビヨンビヨンと勝手に階段を降りてくる、見た目通りシンプルなもの。
輪の形をしたものが一般的ですが星型など、ほかの形もあるようです。
スプリングにハマった理由
子ども心ながら、その見た目の意味不明さに惹かれました。
ビヨンビヨンと動くだけの、レインボーのバネ状の物体。
そして、階段から落とすと勝手に動いて降りていく。
当時、おもちゃ屋の店頭に見本として展示されていましたが、触りたくても触れず、非常にモヤモヤとした気持ちになっていました。
100円程度の食玩は気軽に買ってもらえるし、数百円のミニ四駆も祖父が模型好きだったこともあり、買ってもらえました。
ただ、意味不明なスプリングに、お金を出してくれるスポンサーは見つからず・・・
子どもの頃の私にとって買って貰えなかったからこそ憧れであり、スプリングというおもちゃの存在にハマっていました。
スプリングの今・昔
元はアメリカで1945年に発売されたおもちゃが日本に伝わってきたもの。
シンプルな作りで、美しくも不思議な動きをするのが特徴。
今ではYouTubeで、大道芸の一部としてエクストリームな動きをするスプリングの活躍が見られます。
当時と同じ形ですが、別物のように重力を感じさせない動きを見せてくれます。
懐かしいおもちゃの思い出
子どもの頃に遊んでいたおもちゃ達は、形を変えたり活躍の場を変えたりしながら、令和の時代も生きています。
それは単純に外見が変わっているから、ではなく根っこの部分で人の好きな要素が詰まっているからではないでしょうか?
集める・作る・競う・魅せるなど、それぞれのおもちゃの良さが子どもの心を引き付けて、大人になってからも当時の思い出を彩っています。
子どものころは、買うのも一苦労だったおもちゃ達ですが、今はAmazonで買ってYouTubeで遊び方を見る、なんてこともできます。
たまには、当時を思い出しつつ、駄菓子を食べながら現代のアップデートされたおもちゃで遊んでみてください。
箱根ヶ崎
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